佛法遥かにあらず、心中にしてすなわち近し。
(悟りの世界は、はるか彼方にあるのではない。
自分の心の中にあって、まことに近いものである。)
迷悟、我に在り。すなわち発心すれば、すなわち至る。
(迷いや悟りは、自分の心の中にあるのだから、
発心(思い立つ)すれば、誰でも悟りに到達できる。)
自分の心を正しく知ることにより、悟りの契機が生まれてくる。
最近の人たちは、何かの問題が生じると、「社会が悪い」「相手が悪い」と原因を他に転嫁しがちです。しかし、仏教は、第一の原因は自分の心の中にあるとします。
間違った方向へ進むのも、正しい方向へ進むのも、自分の心次第なのです。
悩んだり、苦しんだり、試行錯誤する中で、まず「なにかおかしいな」と疑問を持つ、すなわち発心することです。そうすれば、おのずと答えが見つかってきます。